医療機関・福祉施設からの紹介患者さん受け入れ

当院に患者さんを御紹介していただく際は、直接当院担当医へ連絡いただくか、
地域医療連携課までお問い合わせください。紹介状（診療情報提供書）は、当日患者様がご持参下さいますようお願い申し上げます。

地域医療連携課とは？？　・　病診連携（病院診療所連携）とは？

「大きな病院であれば何でも診てもらえる・・・」と思い、ちょっとした熱やケガでも大きな病院に行ってしまう。そういった経験をされた方も多いと思います。また、大きな病院では１時間以上の待ち時間は当たり前、様々な検査をして薬をもらい病院を出るまでには半日以上経過してしまうことも珍しくないでしょう。

病診連携（病院と診療所のかかりつけ医との連携）はこのような時間と費用の無駄を省き、最も患者様にとって適切な医療を提供しようという姿勢なのです。
具体的に申し上げますと、定期的な外来受診やちょっとしたケガの場合はすぐ歩いて行ける近くの診療所へ、つまりかかりつけ医の先生にお願いします。
専門的な治療・検査が必要になった場合、かかりつけ医の専門外の領域でのご相談の場合、入院が必要と判断される場合に、紹介状を持って八戸の里病院へ来て頂くことになります。
紹介状には患者様について、いろいろな情報が詳しく書かれてあるので、八戸の里病院の医師も無駄な検査や診察を省き、最も適切な医療を患者様に提供できます。必要なことが終わりますと、再びかかりつけ医に戻っていただきます。

以上のように、必要な時に必要な医療が提供され、医療費や時間の無駄を省くことにもつながります。一人一人の医療に関する情報が一カ所に集められるため、受けていただく医療の質も向上します。

新しい医療の考え方について

今日の医療環境では、一つの診療所や病院のみで患者様の診断から治療、経過観察が終了するまでのすべてを行うことは大変難しくなっております。よって、一つの医療機関ではなく地域全体で患者様に医療を提供しようとするためには、地域の医療機関内での連携は必要不可欠になります。このように地域全体で患者様の医療・健康について考えていくことを地域内完結医療といいます。